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ページ番号:3702
更新日:2025年6月12日
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ひきこもり支援の新たな道標として、令和7年1月に厚生労働省から「ひきこもり支援ハンドブック」が発表されました。
ハンドブックでは、ひきこもり支援対象者を「社会的に孤立し、孤独を感じている状態にある人や、様々な生きづらさを抱えている状態の人」としています。
また、支援の目指すところは「本人のペースに合わせながら、本人やその家族が、自らの意思により、自身が目指す生き方や、社会との関わり方等を決めていくことができるようになること(自立ではなく自律)」と定められました。
全体版は厚生労働省のホームページ(外部サイトへリンク)(6.参考)で公開されています。
ひきこもり状態になる要因は、ストレスや環境の変化によるもの、精神的な疾患によるものなど様々で、「いじめのせい」「家族のせい」「性格のせい」など、ひとつの原因で生じるわけではありません。
また、その原因を明らかにしても問題は解決しません。今いるところからどんな風にしていくことができるか、それぞれの方に応じた対応方法を見極めることが必要です。
ひきこもりへの対応Q&Aのページへ
ひきこもりの支援を行っている相談機関相互の連携を強化し、支援者の人材育成を行うため、支援者向け研修会を開催しています。また、関係機関の依頼に応じ、事業への参加や協力など、後方支援を行っています。
※参考 令和6年度 精神保健福祉センター主催の研修会
1.ひきこもり支援研修会 「ひきこもり支援の基礎」 令和6年6月28日開催
茨城県ひきこもり相談支援センターの浅沼センター長より、ひきこもりや不登校の現状、ひきこもり相談支援センターの支援方法について学びました。支援の基本姿勢「あせらず あわてず あきらめず」が心に響く研修会でした。
2.CRAFT実践者養成研修会
令和6年6月~12月までの連続講座(月に一度、7回)+フォローセッション(2月)
ユタリラ相談室の窪先生、前田先生から、ひきこもりの家族支援プログラムであるCRAFTについて学びました。受講生からは「ひきこもりの家族がどう感じているのか,そこにどうアプローチすれば良いか深く学ぶことができた」「CRAFTの考え方が日々の業務に役立ち,自分のためになった」との声を頂いております。
ひきこもりへの理解を深め、支援の土壌を育成するため、一般の方もご参加できる「ひきこもり講演会」を開催しています。その他、ホームページやXを通じ、情報発信を行います。
※参考 令和6年度 ひきこもり講演会
講義動画の限定配信形式で講演会を開催しました。テーマは「災害とひきこもり」で、過去の災害から学ぶこと、現代の環境の変化と課題、ひきこもりの現状と支援について、ノートルダム清心女子大学の中井俊雄先生よりご講義を頂きました。また、災害時の経験をふまえたメッセージを、当事者の方にお話し頂きました。
電話・来所(要予約)・メールなどによる相談を行っています。
電話:0296-48-6631
所在地:筑西市西方1790-29
開設時間 火~土曜日 9時00分~18時00分
茨城県では、H31年度より一般社団法人アイネット(生活困窮、就労支援サービス、若者サポートステーション、フリースクール等、多数の事業を行っている)にひきこもり相談支援事業を委託しています。
県内各保健所
家族教室や相談事業等を実施しています。
中央保健所(管轄市町村:笠間市・小美玉市・茨城町・大洗町・城里町)
ひたちなか保健所(管轄市町村:ひたちなか市・東海村・常陸太田市・常陸大宮市・那珂市・大子町)
日立保健所(管轄市町村:日立市・高萩市・北茨城市)
潮来保健所(管轄市町村:鹿嶋市・潮来市・神栖市・行方市・鉾田市)
竜ケ崎保健所(管轄市町村:竜ケ崎市・取手市・牛久市・守谷市・稲敷市・河内町・利根町・美浦村・阿見町)
土浦保健所(管轄市町村:土浦市・石岡市・かすみがうら市)
つくば保健所(管轄市町村:つくば市・つくばみらい市・常総市)
筑西保健所(管轄市町村:結城市・筑西市・桜川市・下妻市・八千代町)
古河保健所(管轄市町村:古河市・五霞町・境町・坂東市)
水戸市保健所(外部サイトへリンク)(管轄市町村:水戸市)
ひきこもり支援情報
名称:茨城県精神保健福祉センター
住所:〒310-0852茨城県水戸市笠原町993-2
電話:029-243-2870
FAX番号:029-244-6555